「神奈川工科大学多目的広場」の初期案の構造設計については、もうかなり前になりますが、「GA JAPAN 125(2013年11月発行)」の「PLOT 設計のプロセス」でご紹介をさせて頂いております。その後、実施案をまとめる前に当事務所は設計チームから離れており、以降は佐藤淳さんが構造設計をご担当されています。
過去の雑誌記事を読んで「当事務所の構造設計で佐藤淳さんが確認申請を通した」「当事務所が性能評価の取得に時間がかかった」というように理解をされている方がいらっしゃるようですが、前述の通り、それ以前に当事務所は設計チームを離れております(当該記事のWEB版は現在内容が訂正されています)。実施案の構造設計は、佐藤淳さんが立派に成し遂げられ、確認申請を終えていらっしゃいます。
神奈川工科大学並びに石上純也さんは、学生に有益な環境作りのために、真剣に取り組んでいらっしゃいます。無事竣工することを祈ると共に、完成して現地に足を運んで頂く際には、是非、当事務所で構造設計を担当させて頂いた「神奈川工科大学KAIT工房」も合わせてご覧頂ければ幸いです。
小西泰孝建築構造設計
神奈川工科大学KAIT工房
所在地: 神奈川県厚木市
建 築: 石上純也建築設計事務所
構 造: 小西泰孝建築構造設計
竣 工: 2008年
構 造: 鉄骨造1階建
写 真: 石上純也建築設計事務所