2008年09月05日

上尾の住宅_鉄骨建方


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 建 築: 永峰綜合計画事務所
 構 造: 小西泰孝建築構造設計

埼玉に建設中の鉄骨造2階建の事務所兼住宅です。構造は、非常にオーソドックスに解いた角型鋼管(150x150)による純ラーメン構造なのですが、広々として伸びのある周辺環境のせいか、思った以上にいいスケール感で立ち上がっています。鉄骨建方は最もワクワクする瞬間です。(KY)
posted by KSE at 23:00

2008年07月27日

とらや工房@御殿場

プレス発表やCMは一切行なっておらず、口コミだけで知られる虎屋の新店舗「とらや工房」です。確かに虎屋のホームページにも全く案内がありません。でも、建築に携わっている方はどこかで目にしているのではないでしょうか、、、最近、建築雑誌でもちらほら見かけます。場所は御殿場で、有名なアウトレットのすぐ近くにあるのですが、その賑わいがうそのようなとても閑静な緑豊かなところにあります。

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建 築: 内藤廣建築設計事務所
構 造: 空間工学研究所

和菓子と日本茶の美味しさを確実に引き立てている気持ちの良い建築空間。庭に沿ってカーブを描きながら、喫茶室、テラス席、厨房が並びます。構造は空間工学研究所の岡村仁さん。シザーズ状の木造トラスがリズミカルに連続します。適正なプロポーションとシンプルなディテール。さすが岡村さん。

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さて、ここで頂けるのは、この工房で作られた出来立ての生菓子の数々。カウンターで好きなものを選ぶと、緑茶と一緒にテーブルまで届けてくれます。

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最初は、赤飯大福。小豆でお餅を染めているので、淡いピンク色の仕上がりです。その次は、くず餅です。お茶は冷たいものと熱いものを選べ、何杯でもおかわりできます。冷たいお茶は、濃い目に入れた熱いお茶を氷の入った器に直接注いでくれますので、とても風味豊かです。最近ではペットボトル入りのお茶に慣れてしまっていますが、入れたての冷たい緑茶は渋みが効いて一味違う美味しさです。

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メインは和菓子ですが、簡単な食事も頂くことができます。“軽食”と呼ばれるご飯とお吸い物のセットです。枝豆とひじきが入ったシンプルなおこわですが、とても自然な味わいで美味。

すぐ近くにある虎屋御殿場店も内藤廣さんによる設計。こちらも必見です。(KY)
posted by KSE at 23:55

2008年06月04日

P.style cafe@千駄ヶ谷駅

JR千駄ヶ谷駅は総武線停車駅で、また駅前には東京体育館もあり、利用客がとても多い駅ですが、不思議なことに駅前にはあまり飲食店がありません。

そんな駅の改札を出たすぐのところに手打ちパスタのお店「自然派パスタ・カフェ P.style Cafe」が4月にオープンしました。このお店では、パターや生クリームの替わりにオリーブオイルや豆乳を使い、またニンニクや唐辛子は極力使わない、とても体に優しいパスタを頂くことができます。

お昼時には、パスタ・サラダ・バゲットがワンプレートにのったランチセットメニューがあり、パスタは3種類ほどの中から選ぶことができます。上から順に、グリーンアスパラとサーモンの醤油仕立て、ブロッコリーとベーコンのクリームソース豆乳仕立て、ビーンズのボロネーゼ、です。

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ガッツリ食べたい時にはやや物足りないかもしれませんが、どのメニューもとてもすっきりした仕上がりで“自然派”そのものです。

で、、、散々「食もの」の話をしておきながら、実は今日は久しぶりにカテゴリーが「建もの」なのです。この建築は、石川雅博+藤本香/dpaによりデザインされています。

建 築: dpa -デザインプラットフォームアソシエイツ-
構 造: 小西泰孝建築構造設計

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閉鎖的になりがちな高架下という敷地条件において、思いっきり階高を高くし、光を多く取り入れ、明るく開放的な空間を作り出しています。構造設計の条件は、階高をできるだけ多く確保すること、高架下においても無理なく施工できること、この2つでした。この条件に対して、梁せいをできるだけ抑える、取り回しが容易な小部材を使用することを基本方針とし、柱・梁共にH形鋼H-100x100を標準部材としてフレームを形成しています。(KY)
posted by KSE at 23:01

2008年03月28日

初・代々木体育館

私にとって、構造デザインという分野を意識するきっかけとなり、また事務所を原宿においた理由のひとつでもある代々木体育館ですが、実はこれまで1度も中に入る機会がありませんでした。常々、入りたいと思っていたところ、丁度、入場無料のスポーツイベントがあったので、早速、事務所全員で行ってきました。

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外観のダイナミックさがそのまま内部空間に反映された期待通りの大無柱空間。今月は東京カテドラル、代々木体育館という、同年代に作られた丹下+坪井作品の内部空間を同時に体験することができ、とてもラッキーでした。(KY)
posted by KSE at 22:44

2008年03月07日

東京カテドラル聖マリア大聖堂

先日、雑誌の対談でご一緒させて頂いた日高仁さんらが率いるアートユニットResponsive Environmentalによる空間パフォーマンスを体験しに、久しぶりに東京カテドラルへ。知人の結婚式以来、約10年ぶりの訪問です。

イベントのタイトルは、ちょっと長いのですが、

「東京カテドラル聖マリア大聖堂大改修記念展 + マルチメディア空間パフォーマンス SOFT ARCHITECTURE @ St.Mary's Cathedral, Tokyo」

というもので、2007年に行なわれた大改修の記念展覧会に合わせて、大聖堂で光と音のパフォーマンスを行なうというものです。

エントランスから先ず地下階の展示室へ。そこで映像が流されていたのですが、それは当時の設計・施工のプロセスが納められた貴重な記録フォルムで、模型による構造実験の様子や躯体の施工状況なども含まれた非常に興味深いものでした。近々、DVDが発売される計画もあるそうです。

展示室を見た後、大聖堂へ。床面から放たれた照明光が、HPシェルの曲面壁に沿って、空間全体に伸び広がり、幻想的な空間が創り出されていたのが非常に印象的でした。照明はパイプオルガンの演奏に合わせて、色と強さがゆっくり、時には早く、刻々と変化します。大改修を終えた名建築に、こんなかたちで再会できるとは夢にも思っていなかったので感激。

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参考までに写真をアップしてみますが、この空間パフォーマンスの力強さは到底1枚の写真ではお伝えしきれません。(KY)
posted by KSE at 23:30