2007年11月07日

捨てコン・敷砂利

直接基礎の床版下の仕様としては、捨てコンクリート+敷砂利が一般的です。基礎断面図でもおなじみですし、現場に行くと施工状況を見ることができます。しかし、実物を断面で見る機会というのはあまりないのではないでしょうか?

建築家・佐々木健夫氏(ビーアンドオーアソシエイツ)設計の群馬の住宅でのスナップです。通常はこういう断面を見ることはできないのですが、今回は施工手順の関係で一時的に基礎〜地盤の断面が出ています。

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上から基礎スラブ(200mm)〜捨てコン(50mm)〜敷砂利(150mm)〜支持地盤という順に積層されています。支持地盤が軟らかい粘性土のため、砂利を厚めに敷き、十分に転圧を行ない締め固めています。設計図書通りの綺麗な仕上がりです。(KY)
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2007年09月22日

狛江の住宅

建 築: 山口誠建築設計事務所
構 造: 小西泰孝建築構造設計

先日竣工したRC造地上1階、地下1階の住宅です。各所に不定形の小さなライトコートが設けられており、そこから取り入れられる光が空間に様々な表情を与えてくれます。構造要素(地上階)は、ライトコートおよび建物外周の「12cm厚の壁」と、屋根を覆う「20cm厚のフラットスラブ」の2つのみでシンプルに構成されています。

ライトコートから空への眺めはこんな具合です(写真:山崎 謙一)。

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まもなくプレス発表されます。(KY)
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2007年08月15日

金沢21世紀美術館が朝顔に囲まれて、、、

久々に金沢に帰って驚きました。金沢21世紀美術館が大変なことになっていました!、、、、、でも、これがなかなか心地良いのです。 この後、どこまで大きくなるのか楽しみです。(KY)

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2007年07月29日

サマー・ステューデント・セミナー2007

日本建築学会主催の「サマー・スチューデント・セミナー2007」にコンテスト審査員として参画する機会を得ました。「手づくりのスペース・デザイン −祭りの空間〜耐災の空間−」という課題に対して、全国の大学から80案ほどの応募があり、その中から選ばれた約10案を7/27,28の2日間で建築学会の広場に設営するという企画です。

学生が発案するものですが、構造的に非常に良く出来ているものもあり、ハッとさせられることもしばしばでした。(KY)

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2007年05月04日

能登半島地震

石川県では、約40年に1度の頻度でM6.0クラスの地震が発生しているものの、有感地震が非常に少ない県で(2004年新潟県中越地震発生までは全国1位)、県民の地震に対する警戒度はそれほど高くありませんでした。そんな中、2007年3月25日にM6.9の大きな地震が襲いました。

なかなか現地を訪れる機会がなかったのですが、帰省の際に、機会を得ることができました。すでに発生から1ヶ月以上経過していましたので、日常生活を取り戻しつつありましたが、まだ爪跡は多く残っていました。

輪島市門前町にある曹洞宗大本山總持寺祖院にある石碑です。かなり大きいものですが、10cmほど水平移動しているのが分かります。地動加速度の大きさを物語っています。

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ラーメン構造の鉄骨梁が梁端でバッサリと落ちています。良く見るとウェブだけでなくフランジも隅肉溶接になっています(さらにフランジにカバープレートのようなものも見える)。この建物は2層のワンスパンラーメン構造で、桁行方向に5フレームほど連続しているのですが、2階の全梁が外れ落ち、床が崩落していました。

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被害の大きかった輪島市〜穴水町を中心に回りましたが、いつもながら構造設計のあり方を考えさせられる1日でした。
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